自衛隊とは、日本の自衛権保持のため1954年に創設された「実力部隊」のこと。
戦後、日本は憲法改正によって非武装国家とされたが、冷戦をきっかけにアメリカがいわゆる「再軍備」を迫り、警察予備隊・保安隊を経て創設。現在では世界有数の「実力」を有している。最高司令官は内閣総理大臣であり、自衛隊の暴走を許さない「文民統制(シビリアンコントロール)」が確立している。陸上・海上・航空自衛隊にわかれ、およそ25万人の隊員により組織されている。当初は憲法違反との指摘が強かったが、災害救助などで自衛隊の活躍が目立つようになったこともあり多くの国民が存在を容認しているとされる。自衛隊の海外派遣は1992年のPKO協力法により国連PKOへの参加として可能になったほか、テロ特別措置法でインド洋に、イラク特別措置法でイラクに派遣され、また周辺事態法でも米軍支援のための海外派遣が予定されている。これら自衛隊の海外派遣については国民の議論も分かれているといえよう。