潜在成長率とは、国内総生産(GDP)を生み出すのに必要な供給能力を毎年どれだけ増やせるかを示す指標。労働力、資本設備など生産活動に必要な要素をすべて使った場合に達成可能な成長率。
GDPは個人消費や設備投資といった需要項目から捉えるのが一般的だが、これは需要サイドからみたGDPであり、それに対して、労働力や資本ストック(これらを生産要素という)から、一国の供給能力を測ったものが潜在GDPである。潜在成長率は3つの要素を掛け合わせたものと見るが、その要素は生産活動に必要な工場や機械設備などの「資本」、労働力人口と労働時間の積である「労働」、これらの生産要素を産出に変える「技術進歩」である。ニートの増加は、直接的に投入される労働量を減少させ、潜在成長率の下押し要因となるとして、その影響が注目されている。