プリーツとは、畳み込んだ布の一部を固定し、衣類に装飾性や運動性、立体感を持たせた縫製の技法。ヒダそのものを指すこともある。
プリーツは、長い歴史を持つ技法で、すでに古代エジプトの腰衣に使われている。プリーツは通常の3倍以上の布を使うので、特権階級にしかできなかったおしゃれだ。また中世から近世にかけて、西欧の女性はすその長いドレスを着ていた。そのため歩きやすさを考慮してプリーツを多用した。ドレープやギャザーと違い、堅い印象があるものの、素材や織り幅によっては、柔らかさも表現できる。プリーツで有名なのは、18世紀に誕生したワトープリート。長くゆったりしたガウンの背中からすそまでの大きなボックスプリーツである。ロココ時代の画家、ジャン・アトワーヌ・ワトーの作品でよく描かれていることから、この名前がついたといわれる。